PHILIPS イヤホンの音質や着け心地を徹底比較！
- 今回の特別企画「PHILIPS イヤホンの聴き比べレビュー」の最後は、SHE9800を特集。
正直なところ、PHILIPS 最高峰のSHE9850をレビューした後だけに、“今更下位グレードのイヤホンか？” という声も聞こえてきそうだが、そう言わずに読んでもらいたい。 
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PHILIPS SHE9800 の音質、着け心地 レビュー
フィリップスのイヤホンの中では上位機種であるだけに、パッケージはSHE9850と同様、大変立派。
付属品はイヤホンケース、3サイズのイヤーキャップ。
ケーブルは1.2mで左右対称のY字。
13.5mmの大口径ドライバユニットを搭載していることと、広帯域再生を実現させるための構造から、独特なフォルムが印象的。 飽きの来ないカラーと洗練されたデザイン。
付け心地は悪くないが、ボディは若干大きめなので耳が小さめの人にはきつく感じられそうだ。
タッチノイズが結構あるので、コードを耳掛けで対応すると随分と緩和される。
【 音質 】
- PHILIPS のダイナミック型イヤホンの中では最高峰のモデルだけのことはあり、十分な低音から中音は非常に良い。 この特性はボーカルで音の良さを実感できる要素だ。
高音域は若干物足りなさが感じられなくも無いが、クリアで刺さるような感じも無い。 全体的に音がしっかりと出ており、音場が広く感じられる。 バランスはなかなか良いが、どちらかと言えば低音域より。 - クラシックとポップスで聞き比べした感想は、ポップスやゲーム向きの音質であることを強く感じた。 クリアな音質ではあるものの、高音の艶と明るさにやや乏しく、原音の忠実さが求められるクラシックには向かない。
SHE9850 と迷うユーザーもいると思うが、音質は間違いなくSHE9850 が上。 ただし、低音よりの音楽やポップスなどボーカルをメインに聴くという人には、ずっしりした豊かな音が特徴のSHE9800 が好みという人もいるだろ。 - ただ、残念なのは音漏れが多いということ。 SHE9500 ほどの音漏れではないが、一般的なカナル型の中では比較的音が漏れる方だ。 車内や図書館などでは音量に気をつけること。
- SHE9800 は、SHE9850 と違って再生機器や音源を選ばないため、高圧縮の音源が良くない音楽をiPodにたくさん詰め込んでいる人や、低価格の再生機器（iPodもその部類に入る）を使っている人にもおすすめできる。
| 高音 中音 低音 透明感 装着感 |
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軽快なポップスからハードロック、ゲームまで、幅広い音域が良い音で楽しめるが、艶と明るさ、原音が求められるクラシックには不向き。 再生機器や音源を選ばないため、幅広いユーザーに対応。 |
今回レビューした6商品の中で最も使いやすい、利便性重視のイヤホンケースだ。
外側はソフトケースでファスナーによる開閉。 中は硬質ゴムのセミハードケースになっている。
イヤホンは収納しやすく、グルグル巻くだけでコツもいらない。
しっかりしたケースなので、汚れや衝撃、圧力から守ってくれる印象。
