フィリップスのカナル型イヤホン 音質＆装着感の比較レビュー　第2回目：SHE9500

• 約2ヵ月半に渡って計6回、PHILIPSより新商品を含む6商品のご提供を受け、レビューをお届けする。
• 第1回目 SHE9755　　第2回目 SHE9500　　第3回目 SHE3683　　第4回目 SHL1600
  第5回目 SHE9850　　第6回目 SHE9800

【 第2回目 】2010/04/26

PHILIPS　SHE9500 の音質、着け心地　レビュー

PHILIPSらしいスタイリッシュな商品パッケージ。　同梱されている付属品は、大中小のイヤーキャップ、プラスチック製の収納ケース、布製ポーチ、延長ケーブル。

PHILIPSのイヤホンでいつも思うのは、イヤーキャップが大きいこと。基本的にオランダ人は質素な食事が基本だが大きな人が多い国（アメリカのように太った人は多くない）。KLMオランダ航空（筆者はヨーロッパ系航空会社の中では一番好き）に乗ればわかるが、キャビンアテンダントがやたらと大きくて体格がゴツイ方が多い（失礼）。格闘好きの方ならオランダ人選手を想像できるだろう。PHILIPSはこれまで欧米でのシェアを伸ばしていたため、欧米人向けのサイズで作られていると思われる。　ただ、一番小さなキャップは日本人にもピッタリなので、心配無用だ。

イヤホン紹介によれば、「パワフルなネオジウムスピーカーによるウルトラサウンドパフォーマンス」と書いてある。更に、「ネオジウム磁石は強い磁場を形成してボイスコイルの感度を上げ、低音レスポンスを向上させ、全体の音質アップに最適な物質で、ヘッドフォンドライバーのボイスコイルには最高品質の銅アルミ複合ワイヤを使用し、優れた音質を実現。」とある。

わかるような、わからないような・・・。 うんちくも良いが、とにかく聞いてみることにする。

ちなみに、ケーブルは左右非対称。

• 【 音質 】

• 今回試した曲は、青山テルマ feat.SoulJaのヒットシングル“そばにいるね”。 中低音から中高音域まで幅広い音域を持つ歌だが、全体的にバランスが良いフラットな音が特徴。
• 低音が素晴らしいわけでもなく、高音がずば抜けて良いわけでもなく、長時間聴いていても疲れにくい、安心して聴いていられる安定した音だ。
• 残念なのは音漏れが大きいこと。　このイヤホンの特徴なのだが、低音を実現するために穴が開いているのが原因。　電車やバス内での使用には正直おすすめしない。
• 全体的に安定した音で癖がないため、誰にでも好まれる音質のイヤホンだと思う。　これで2000円以下（しかも、下記で送料無料！）なのだから、普段使いでとにかく安くて、それなりに良い音で音楽を楽しみたいというユーザーには有難いイヤホンだ。　ただ、しつこいようだが、車内での使用には不向きだ。

高音 中音 低音 透明感 装着感

中低音域〜中高音域まで、幅広い音域が聴きやすい音で聴けるため、疲れにくいのが良い。　それでいて、それなりに良い音が実感できる。

プラスチック製のイヤホンケース。
使い方としては、ケースにイヤホンを装着してふたを閉じ、コードをグルグル巻いて、付属の布製ポーチに入れておくという使い方が想定できる。
つまり、コードはハードケースに収納されないため、カバンなどに入れておくとイヤホン付け根に負担がかかる可能性もある。